「日々の言葉」プラス

私を育ててくれた言葉や、気になる言葉、日々のちょっとしたことを書いていきます

言葉(2)「雲」「草にすわる」

今日の言葉は「八木重吉詩集」からです。

高村光太郎による「序」は

「詩人八木重吉の詩は不朽である。このきよい、心のしたたりのやうな詩は、いかなる世代の中にあっても死なない。詩の技法がいかやうに変化する時が来ても生きて読む人の心をうつに違いない」とあります。

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  雲

 

いちばんいい

わたしのかんがえと

あの雲と

おんなじくらいすきだ

 

     *  *

 

かんがえてみると

きょうのいちばんよかったことは

もさもさっとした

けやきの

ひょろながい梢(こずえ)をみていたことだった

 

  草に すわる 

 

わたしのまちがいだった

わたしの まちがいだった

こうして 草にすわれば それがわかる

  

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八木重吉の詩では、「草にすわる」が一番好きです。

うまく言えませんが、この詩が好きです。

 

草は私に、『幸せはひとりでなるもの』と教えてくれました。自分ひとりでなれるのだ、と。